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ネイティブ講師が語る② ここが好きだよジャパニーズカルチャー!

2022年12月9日(金)
宮園 順光(みやぞの よりみつ)

はじめに

欧米の方々と話すと、日本という国は文化、言語、食べ物、慣習など、何から何まで彼らの知っているものとは全く異なり、驚きの連続だと言います。もちろんマイナスに感じる点もありますが、良いイメージを持つ人が多いことも事実です。

以前、イギリス出身のキティ先生に、日本の好きなところを「ここが好きだよジャパニーズカルチャー!」で聞きましたが、今回はアメリカ出身のダニエル先生に、日本の好きなところを聞きました。

ダニエル先生

ダニエル先生

ダニエル先生と日本の関係は長く、最初に来日したのは彼の父親が日本IBMで勤務することになったときでした。その後一度は帰国しましたが、日本の金融機関や外資系企業で働くことになり、再来日を果たしました。さらに今から数年前に家族も来日し、現在に至ります。

現在は英語の法人研修を行うと同時に、日本を紹介するYouTubeチャンネルの運営に加え、映画やテレビ等のメディアでも活躍しています。そういった経験から日本の様々な面を見て来たダニエル先生は、日本の好きな点として下記の5つを挙げてくれました。

  1. 宗教
  2. 技術
  3. 健康
  4. 法律
  5. 融合

全てアメリカ人であるダニエル先生からの視点なので、日本人からすると異なる意見を持ったり、実際には違うと感じる部分があるかもしれません。しかし、そういった部分があっても「外国人はそのように受け止めているかもしれない」と思って読んでみてください。

それでは、1つずつ見ていきましょう!

1. 宗教

意外に思う方も多いかもしれませんが、最初に出てきたのは「宗教」でした。日曜日に教会へ行ったり、決まった時間にお祈りをする、または宗教上の理由で食べられないものがあるといった海外の人達を見ていると、今の日本人と宗教はあまり接点がないと感じても不思議ではありません。

しかし「日本人がキリスト教の人達よりモーセの十戒を無意識に守って生活をしている」というのがダニエル先生の意見でした。隣人を大切にしたり、父母や年配者を敬う、物を盗まないといったことを日本人は日頃から自然に行っているが、アメリカではこういった教えはあっても、実際は全然違うと言います。

また、信教の自由があると言いつつ、実はアメリカではカトリックなのか、プロテスタントなのか、イスラムなのか、ユダヤなのかをとても気にするので、そこから争いが生じています。しかし日本では、宗教的な理由で争いが生じることはほぼないのが素晴らしいという感想を持っていました。

確かに日本人は神社にもお寺にも行きますし、教会へ行くことにも抵抗はないですよね。もしかすると実際は宗教に興味がない、または触れてはいけないものと考えている人が多いという理由もあるかもしれませんが、ダニエル先生の話を聞いていて、そのような受け止り方もあるのだなと思いました。

2. 技術

ダニエル先生が挙げた日本の好きな点の2つ目は「技術」です。日本は技術面では常に最先端を走る国として長年見られてきました。実際は他国の技術の進歩もあり、以前ほど優位な立場にいるとは言えませんが、多くの外国人からすると、今でも日本は「技術」の国に見えるそうです。

ダニエル先生も日本の技術には感動の連続だそうで、新幹線、3D広告、ウォッシュレット、タッチパネル式の自動販売機、交通系ICカード等々、日々の生活の中でもアメリカでは見られない技術に接していると感じるそうです。また、ホンダの車はアメリカでもとても人気があるそうです。

確かに、新幹線に乗ることを楽しみに来日する外国の人たちは沢山いますし、ウォッシュレットに感動する人たちも多くいますね。

3. 健康

ダニエル先生が3つ目に挙げたポイントは「健康」です。今でこそ海外から多くのレストランチェーン等が入って来て食べ物が欧米化していますが、それでも日本人とアメリカ人の健康の違いは、アメリカの空港に着いた瞬間に分かるそうです。

これはもちろんダニエル先生の印象でしかありませんが、アメリカに帰国して空港に降り立つと、半分の人達は肥満と言える大きさに見え、逆にアメリカから日本に来ると、9割の人達は細く見えるらしいです。

これには食生活が大きく関わっているとダニエル先生は思っており、現に彼がアメリカにいた頃より、日本に来て日本食を食べるようになってから、かなり体重が落ちたとのことでした。

さすがに納豆は苦手らしいのですが、和朝食を好んで食べるそうです。日本人の食と健康に対する意識が、平均寿命世界ランキングで男女ともに同率1位に輝いた理由と言えますが、この健康に対する意識がダニエル先生は好きだと言っていました。

4. 法律

4つ目の日本の好きなところで挙げられたのは「法律」です。これはむしろアメリカが行き過ぎた状況になっているので、日本では安心できるというのがあるようです。

例えば、日本で花見や飲み会に参加すると、飲みすぎて酔っぱらっている人を見ることはよくありますよね。しかし、アメリカではこういった会社の飲み会はあまりないそうです。それはもし何か問題が起こったら、会社が訴えられる可能性があるという理由からだそうです。

アメリカでは、基本的に行動は自己責任になるので、何かが起こったときには弁護士がいなければ大変です。例えば、病院でも一生懸命助けようと治療したものの、どうしようもなかったとしても訴えられる可能性があります。そういったリスクも考えて、治療費には予め弁護士に支払う費用も含めて決まっているそうです。

しかし、日本では、ちょっと何かがあってもすぐに訴えられることはなく、余程のことがない限り弁護士を雇って裁判という事態にはなりませんよね。そういった訴えられるという恐れを抱きながら生活する必要がないという点も、日本の好きな部分らしいです。

5. 融合

例えば、原宿には若者に人気の竹下通りがありますが、そこを通って行くと東郷神社があります。若者の間で流行しているものが売っている場所のすぐ近くに、昔からある神社が存在しているのは、ダニエル先生からするととても不思議な光景なのですが、そういった古いものと新しいものが融合している日本の文化が大好きだと言います。

他にも、皇居と丸の内の高層ビル群が一緒に写真に納まってしまうような風景、そして最新のファッションと着物姿の女性がいるといった点も、日本の好きな点として挙げていました。

おわりに

今回はニューヨーク出身のダニエル先生に、日本の好きなところを聞きました。日本人からすると、日頃から見慣れていて全く特別だと思っていないような点も、海外の人たちからすると、今まで経験したことがないような新鮮な体験だったりします。

私もベルギーで長年暮らしながら海外の文化に触れ、日本へ戻って来たとき全く異なる部分に戸惑ったこともありましたが、感動したことも多くありました。日本にいると、私達の祖先が築いてきた多くのものを享受していますが、感謝の気持ちを持つ一方で、これからの世代の人たちのためにも改善すべき点は変えて行く必要がありますね。

そうしていくことで、ダニエル先生のように「日本の〇〇は素晴らしい」と言ってくれる点がさらに増え、日本のファンを増やすことにも繋がると思います。

また機会があれば、外国人の方々の様々な声を聞いてみたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

著者
宮園 順光(みやぞの よりみつ)
株式会社グローレン
株式会社グローレン 取締役。小学校〜高校卒業までをベルギーで過ごす。上智大学を卒業後、大手英会話スクールにて7年間教務主任として多くのクラスを担当。外国人講師の指導にも従事。マンツーマン英会話教室の代表を経て、2014年から現職にて語学プログラムの総監修を務める。これまで1万人以上にレッスンを提供。TOEIC990点、英検1級。

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